Linuxカーネル2.6解読室
- 作者: 高橋浩和,小田逸郎,山幡為佐久
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/11/18
- メディア: 単行本
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http://d.hatena.ne.jp/heppokoprogram/20061118 ここで紹介されていたので早速購入。
Amazonで買おうかとも思ったけど、すぐ読みたかったので本屋に行ってきた。
この本は素晴らしい。
詳解Linuxカーネル 第2版
[絶版2011.3.17] オペレーティング・システム入門
この二つを足して二で割らない感じ。
取り敢えずPart1を一通り読んで自分の読みたい部分から読むと良い。
まだざっと眺めただけなんだけど、分かり易そう。
日本人がゼロから書いて、更にそれをまとめたものだから良いのかもしれない。
分厚いけれど、カーネルを知りたい人は一通り全部読んだ方がいい。自分が扱う分野以外でも斜め読みできそうな表現だし。
洋書の和訳とかだと日本語に詰まって斜め読みが大変なんだよなー。
ファイルシステムの部分を見た感想としては、図が分かり易かった。
Webや他の書籍にもあるけどカーネル2.2や2.4だったりしてちょっと構造が違ってるんだよね。
文章の説明が短くても図から推測できるのは良い。
ソースコードが結構載ってるんだけど、直に読んでる人にとっては必要ないかもしれない。
昔の本みたいに内容の半分がソースっていうわけじゃないから邪魔にはならないけど。
バッファやキャッシュに関する必要な部分もちゃんと載っている(っぽい)。
概念だけ説明してる本とかはこの部分の実装が分かり難いんだよね。
概念を把握していざソースを読んでみると、キャッシュ処理が多くて訳が分からなくなる。が、この本は分かり易い。
先読みウィンドウの図なんかも知ってる人は常識かもしれないけど、書いてくれると頭がすっきりする。
まだちゃんと読んでないけど、カーネルに関することを知りたい人にはまずお勧めできる本かな。
それがぼくには楽しかったから 全世界を巻き込んだリナックス革命の真実 (小プロ・ブックス)
- 作者: リーナストーバルズ,デビッドダイヤモンド,風見潤,中島洋
- 出版社/メーカー: 小学館プロダクション
- 発売日: 2001/05/10
- メディア: 単行本
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