ログ日記

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ソフトウェア業界における研究

研究って何だろう。理系の研究と言えば「発明」「発見」?しかし情報系の、ソフトウェアって発明というニュアンスじゃないよなぁ。
量子コンピュータなどは発明・発見と言ってもしっくりくるが、○○システムや○○モジュールは普通に開発だよね。アルゴリズムは発明と言えそう?
理論的に証明された事実を実用化に向けて開発を行うという流れにおいて、ソフトウェアの研究って何?みたいに思うのだ。
学会ではiSCSIなんかの論文があるけども、そんなのオープンソースでさっさと実装して公開した方がいいんじゃないだろうか?とか。


どうも学術系機関とオープンソースの相性が良くない気がする。ソフトウェアをものづくりと考えてるからなのかな。設計書がソースコードだとしたら、理論を述べるよりも設計書を見せてくれって思うのだ。
まぁこの違和感は日本に限ったことかもしれない。オープンソースで開発しながら論文を書くっていうのは普通にあるし。




ちょっと気になって
http://www.gcd.org/sengoku/theme.ja.html
ここを眺めてみる。研究分野はLinuxと全く関係ないんだね・・。


ソフトウェアは他の分野と違って特殊な実験器具を使わないし大人数が必要ってこともない。だから大学で研究しなくてもノートパソコン一台あれば大抵のことはできそうなんだよね。
つまりインターネットが自由に使える今の環境では、大学で研究を行うということに殆ど意味がなくなってるんじゃないかと。
っていうことで、教授になるという目的がない私は特に理由も無いまま大学院に居続けるのでした。


論文の書き方とか発表の仕方とか色んな繋がりとかそういう周辺のことについては大学院の意味はあるけどね。それでも得られるものが小さいなぁ。