ログ日記

作業ログと日記とメモ

ウェブ時代をゆくを読んでる

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

家にあったので読んでみた。


読みながら思ったことメモ。

高く険しい道

最近読み返したので記憶に残っていたこと。この考え方って59番のことだなと思った。

人生の幸福とは「好きを貫いて生涯を送ること」だと私は思う。

という部分が

「男の子の幸せって、何だと思う?」
59番は腕組みしてうーんと考えて
「ファーブルじゃないかなあ」

アル「ふぁーぶる?フンコロガシの?」
59「うん。ファーブルは小さいときからとにかく虫が好きで、ずーっと虫のことばかり研究してた。そして最後に国王に勲章をもらった。別に勲章が欲しくて研究してたんじゃなくて、単に虫が好きだっただけなんだけど。でもそうやって好きなことを追求していく以外に、死ぬ前に『ああいい人生だった』って思える事はないんじゃないかなあ?」

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=13173712&owner_id=227046

ここと同じ事を言っているのだ。
予想外のところで繋がった。

けものみち

自分は高速道路を抜けきるよりも、けものみちの方が向いているかなと思った。が、500枚の名刺と言われると全く自信がない。色んな人と話すのが得意ではないし、何より苦手なことの一つが人の名前を覚えることなのだ。

その名刺ホルダーに、仮に自分が組織を離れて一人になったとき、自分の能力に正当な対価を支払ってくれそうな人(仕事を時給換算したときに最低でも時給数千円以上は支払ってくれそうな人)だけを入れるのだ。

とある。
これも向いていない。
日給数万円の仕事をしたこともあるし、教員の仕事は時給換算すれば恐らく五千円〜一万円の間だ。けれど今の千数百円のバイトが一番いい。
高い報酬で密度の濃い仕事をするよりも、生活空間を職場にしてのんびり仕事をする方が向いているのだ。
いくら給料が高くても仕事の合間に銭湯に行けなくなるのは嫌だ。
もちろんリリース前などは自然と密度が上がる。けれど普段から全力出してたらもたないよ。煮詰まって疲れたらゲームして遊んだり本を読んだりできる今の環境は自分に向いている。
# そういう会社はほとんど無いのかもしれないが。
# また、そういうのんびりしている時間をここでは省いているのかもしれないが真相は分からない。

好きなことを探すには

人を「作ることが好きな人」と「使うことが好きな人」に分けた場合、この根本的な考え方によって好きなことを探す難易度はかなりの差があると思う。そもそもこの本は使うことが好きな人を対象にしていないのだろうか?
受動的では駄目だと書いてあったが、世の中の大半の人は受動的だと思う。一般的に一番難しいのは受動的生活から能動的生活への転換じゃないだろうか。


私は昔からゲームをするよりも作るのが好きだったし、音楽も聴くより弾いたり作ったりする方が好きだったし、料理も食べるより作る方が好きだ。
プログラムをしているのも、それと全く同じ理由。
そして根源的理由は、人を驚かせるのと喜ばせるのが好きだから。6:4くらいで。簡単にできる手品とか好きだった。


でも何か一つをやりきれと言われると、何も思い浮かばない。
大学院で思ったこと。一日や一週間や一ヶ月や一年そこらで思い付いたことは、世の中で誰かが既にやっているということだ。
なので、どうにも先に進めない現状。



・・・。
取り敢えず半分読んだ。
この辺で、リーナス本やハッカー倫理本との思想のずれ?みたいなものを感じてきて何度か読み返した。続きは頭がすっきりしてるときに読もう。