WindowsXPでLANとダイヤルアップを使った場合の経路制御メモ
デフォルトゲートウェイがダイヤルアップの場合は、LANのネットマスクなどを適切に設定すれば良い。
逆にLANがデフォルトの経路の場合、ダイヤルアップのネットワーク情報は最低限のものが自動設定されるだけなので、routeコマンドで設定する。
例えば、192.168.1.0 のネットワークにL2TPでVPN接続して192.168.1.200のIPを貰ったとする。
その場合の ipconfig /all 結果は
PPP adapter VPN: Connection-specific DNS Suffix . : Description . . . . . . . . . . . : WAN (PPP/SLIP) Interface Physical Address. . . . . . . . . : 00-53-45-00-00-00 Dhcp Enabled. . . . . . . . . . . : No IP Address. . . . . . . . . . . . : 192.168.1.200 Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.255.255 Default Gateway . . . . . . . . . : DNS Servers . . . . . . . . . . . : 192.168.1.5
このようになった。DNSはVPNサーバであるルータに設定しているDNSであるが、VPNをデフォルトゲートウェイに設定していない場合は使われない。
ネットマスクは255.255.255.255になっている。これを見ると、ルータにしか接続できないような気がするが、route print コマンドではきちんと 255.255.255.0 のネットマスクが設定されていることが分かる。
ここで、職場には 192.168.10.0 のネットワークもあるのでそっちも 192.168.1.200 を通して繋いでやりたい。その場合は
route add 192.168.10.0 mask 255.255.255.0 192.168.1.200 metric 10
などとして経路を追加する。メトリックは大抵の場合が25で設定されているので、それ以下の値を設定する。
この設定はVPNを切断すると削除される。
記憶させておく方法や、繋いだときに自動的に経路を設定する方法は分からない。なんかめんどくさそう。
参考 Windowsでルーティングテーブルを操作する:Tech TIPS - @IT
関連 Windowsのレジストリを設定してIPルーティングを有効にする(WindowsマシンをIPルーターにする):Tech TIPS - @IT