パブリッククラウドって何だ?
クラウドなんてバズワードでしょ?と思っていたら意外と使われていて浸透してきているようだったので、ちょっと調べた。
蛇足
クラウドと言われるとまずGoogle App Engineを想像する。これは分散コンピューティングであるし、グリッドやクラスタと言ってもいい。しかしGoogle App EngineはGoogle App Engineであり、クラウドとは呼ばない。「中で何をやっているかが分からないけれど取り敢えず使える」的な発想ではGoogle App Engineは使えない。クラウドのイメージとは真逆だ。それでも、クラウドのイメージに一番近いと思う。
パブリッククラウドはプライベートクラウドとの対比で生まれてきた言葉らしい。プライベートクラウドとは、VPS+管理ツール+従量課金 − 従量課金である。つまりVPS+管理ツールである。
具体的にはOSやネットワークやストレージの仮想化である。サービスの仮想化と書こうとしたがサービスは元々仮想だ。
この前やった仮想化環境の引っ越し*1なんかは人によってはプライベートクラウドと言うのかもしれない。しかしこれはクラスタであってクラウドではない。
何故か。使っている管理ツールの説明に「Cluster-based virtualization management software」と書いてあるので。管理コマンドも gnt-cluster であって gnt-cloud ではない。
※ ここに書いたことは完全に独断と偏見によるものであって何の根拠も出典もない。クラウドと呼ぶものはカーネルやOSやMySQLなどの概念とは別次元であってほしいという願望だ。