ログ日記

作業ログと日記とメモ

Debian KVM仮想化環境をまとめてsqueezeからwheezyにアップグレードした

検索しても仮想化環境のOSアップグレードをやった記事がヒットしない。
探し方が悪いだけ?



方針は次の通り。

  1. ホストOS一台のゲストOSをライブマイグレーションで移動して空にする
  2. ホストOSアップグレード
  3. ゲストOSアップグレード
  4. アップグレードしたホストOSにゲストOSを移動
  5. ゲストOS起動

とりあえず最初の一台は念のためアップグレードじゃなくて再インストールでやってみた。
DRBDの連携も squeeze と wheezy で繋がる。ganetiも問題無し。ということでスタート。

gnt-instance migrate instance1
gnt-instance replace-disks --new-secondary node3 instance1

などをやってnode1を空にする。

# sources.list の squeeze を wheezy に書き換え
apt-get update
apt-get upgrade
apt-get dist-upgrade

aptitude install
reboot

ファームウェアの警告が出たら注意。
自分の環境ではDELL R410のNICをreboot前に入れた。

# non-free が必要
apt-get install firmware-bnx2


リブート後はソースから入れたものを再コンパイル

cd ganeti-2.6.2
./configure --localstatedir=/var --sysconfdir=/etc
make install

/etc/init.d/ganeti start


続いてゲストOSのinstance1をアップグレード。
方法は同じ。こっちはrebootではなくpoweroffで。


そしてnode2を空にしつつゲストOSをwheezyホストOSに移す

gnt-instance replace-disks --new-secondary node1 instance1
gnt-instance failover instance1

この後にゲストOS起動。node1とinstance1がwheezyになった。



これを繰り替えして全てwheezyにアップグレードした。



PHPを使っている場合は

dpkg --purge php5-suhosin

PostgreSQLを使っている場合は

su postgres
pg_dropcluster --stop 9.1 main
pg_upgradecluster 8.4 main
pg_dropcluster 8.4 main

が必要。


これで無事Webアプリも新環境対応完了。