ChatGPTを何に使えば良いのか?
あまりこういう問いは好きではなくて、ブロックチェーンを何に使えばいいのかと机上の空論をやっている感じと似ているので嫌なんだけれども、ChatGPTはビットコインのように完成されたシステムではないので仕方がない。
元々触るつもりは無かったところ、どうやら会社で使っているらしい。マジか。プログラマーが1人しか居ない会社で、そのプログラマーがChatGPTを使ったことがないというのは何となく良くないような気がするので、少しずつ触ることにした。
取り敢えず10パターンぐらいのスレッド(?)で、思ったこと。
・専門的な文章を要約するのには使えない
こたつ記事(?)のようなものは出来上がるが、うまく言いたいことを言えてない、ちょっと本質とズレた感じがある。
・ブログの案を出すのには使える
見出しの例をいくつか出して、とか。
結構自分の視点とは外れたものが出てきて、それが逆に良い感じ。
・情報系の質問には強い
これはたぶん、自分が質問する粒度が細かくなるからかもしれない。詳しくない分野だとぼんやりした質問になり、ぼんやりした当たり障りのない回答が返ってくる。
・現実世界の出来事を推測できない
ChatGPTのサーバー台数を推測するようにお願いしても無理だった。不正確でだいたいで良いと言っても無理だった。フェルミ推定してって言ったら、ChatGPT-4ならやってくれた。少なくとも22台だって。いやいや…。
・プログラミング入門的な情報には強い
会話の流れからプログラムの例題、そしてテストまで書いてくれる。テスト用にリファクタリングしてくれる。ただし、記憶領域の関係でまともな一つのアプリが作れるところまで行けるのかは微妙な気がする。入門なら本やWebでもいいが、「PHPでログインのプログラムを書いて」みたいな質問の「PHP」を他の言語に変えたりすると簡単に比較できる。パターン認識の補助というか。
・ググって良い結果が出ない質問に対する回答は怪しい
CSSの問題でググった結果が微妙だったのでChatGPTに聞いたら、その微妙な感じの答えが返ってきた。
ここまでで、案を出すとかパターン認識の補助にするとか、正解が無いようなものに使うと今のバージョンでもうまく活用できそうだ。
質を問わないならブログ記事も一瞬で量産できる。その記事がSEO的に上位に来るイメージが沸かないけれど、質問をひねったらいけるのかな?