会計、簿記の仕組みメモ
家計簿を作りたくて会計/簿記の仕組みを調べていたのでメモ。
以下は家計簿のための独断と偏見解釈。
勘定科目の種類
- カテゴリとかグループとか。木構造の種類分け。
- BS勘定科目とPL勘定科目の二種類に大別される。
資産、負債、資本 がBS勘定科目、収益、費用がPL勘定科目。資本は純資産や自己資本の別の読み方。時期によって変わったらしい。
BSは金額のスナップショット。
PLは金額のトランザクションログ。
http://www.just-staff.com/gakuen/bottom/shikumi1_1.htm ここが全体像を掴むのに分かりやすい。
資産は保持金額。預金とか固定資産とか。土地の項目を使うかどうかは微妙だが一応簡単な解説 → http://bokiguide.com/kamokubetu-toti.html
負債+資本は、資産の調達元。
負債は他人からの調達。資本は自分で調達。家計簿の範囲なら、負債はクレジットカードやローン、資本は開始残高、繰越金。
資産−(負債+資本)= 利益余剰金または欠損金
収益、費用はたぶん想像通りなので省略。
借方と貸方
呼び分けは不要。
left、rightとかでいい。が、たぶんそれすら不要。
理由は次で。
仕訳
メインの作業。
何にいくら使ったか、食費、光熱費、給与など。
これはPL勘定科目、キャッシュフロー。
PL勘定科目の相手は必ずBS勘定科目になる。
食費(PL)<=>現金(BS)
光熱費(PL)<=>預金(BS)
預金(BS)<=>給与(PL)
この場合、食費や光熱費は費用勘定科目、給与は収益勘定科目なので、BS科目にプラスするのかマイナスするのかは明らかだ。
動いた金額に対してPL:BSの組み合わせがあれば符号は自動的に決まる。left、rightの2変数を持つのではなくて要素数2の集合でいける。負債はBSのマイナスとして考える。
食費(PL)<=>現金(BS)
では現金残高が減少するが
食費(PL)<=>クレジットカード(BS)
ではクレジットカード残高が増加する。
それから
BS勘定科目 <=> BS勘定科目
これは振替伝票のこと。銀行から三万円おろしました、とか。これは困る。どっちがプラスでどっちがマイナスなのか分からない。
借方と貸方、fromとtoなどを使えばいいのだと思うが、たまにしか起こらないイベントに対応するために全体を複雑にするのは気が進まない。
まだ試してないが、隠れPL勘定として振替勘定(±)を作り、そこをpipeして
振替勘定(PL費用)<=>預金(BS)
現金(BS)<=>振替勘定(PL収益)
とすると単純化できないだろうか。
振替(PL−) 預金(BS)−10000 振替(PL+) 現金(BS) 10000
多対多関連
考え中。
例があったので引用する。
仕訳の分割した場合 給与 300 諸口 300 福利厚生費 10 諸口 10 諸口 250 現金 250 諸口 10 源泉預り金 10 諸口 50 社保預り金 50http://www17.plala.or.jp/fp-tax/bokinogenri.htm
諸口の場合は符号を反転せずに複製する。
給与 300 諸口(PL−)300 福利厚生費 10 諸口(PL−) 10 諸口(PL−)250 現金 250 諸口(PL−) 10 源泉預り金 10 諸口(PL−) 50 社保預り金 50
まとめる。
給与 諸口(PL−元)300 福利厚生費 諸口(PL−元) 10 諸口(PL−先) 現金 250 諸口(PL−先) 源泉預り金 10 諸口(PL−先) 社保預り金 50
諸口元と諸口先の合計はそれぞれ一致する。
まとめ
- 勘定科目の種類はBS+、BS−、PL+、PL−がある。
- PL勘定科目の残高は増加するのみ、BS勘定科目の残高は符号の組み合わせにより増減する。
- BS勘定科目の増減は勘定科目が属する符号の組み合わせにより決まる。
- 借方、貸方の区別は不要。
- 表示のために必要な場合は符号をxnorする感じで。