FenrirFSを使おうとしたけどやめた
Gmailのようにファイル管理するソフト。
http://www.fenrir.co.jp/fenrirfs/
取り敢えず二つのディレクトリのファイルを移動してみる。
仕事 | +- プロジェクト1 | | | + 画像、ロゴデータ、設定ファイル、書類 | +- プロジェクト2 | + 画像、ロゴデータ、・・・
画像のファイルは「ロゴ.png」「ロゴ.psd」「メニュー.gif」「test.psd」「test2.psd」「test2.png」など。
ここでタグを「プロジェクト1」「プロジェクト2」「ロゴ」「メニュー」「完成画像」「元画像」などの名前にしてそれぞれ設定する。
この辺りでちょっと嫌な予感がしたのでデフォルト動作を移動じゃなくてコピーにする。
で、次にロゴ用フォントデータファイルを入れようとすると…「ロゴ」「フォント」「プロジェクト1」というようにタグをつける。
あと謎の「メモ.txt」とか「index.php」とか「確認.xls」とかあるわけ。
タグに「メモ」「設計」「書類」「プログラム」とか付ける。
ここで、あれ?フォルダ構造を作るよりタグを作る方が大変じゃない?と思い始める。
更に、ホワイトボードの写真を撮った「TS00001.jpg」とか「image.jpg」とかある。「backup.db」とか「ssl.zip」とか「ルータ設定.txt」とかもある。もう何のタグをつけたらいいのやら。
例えば、「ssl.zip」や「ルータ設定.txt」はすぐ見つけたいファイルなんだけれども、これは「仕事 => プロジェクト1 => ssl.zip、ルータ設定.txt」でないと意味がない。
単純に「サーバ設定」タグやスターを付けても、他のサーバ設定書類やスターに埋もれてしまう。
ファイルをタグで分類するっていうのは厳しいんじゃなかろうか。
そもそも、メールは一度読んでからもう一度読み返すことは少ない。たまに読み返すときは時系列で探すか全文検索で見つける。
ファイルは作業ディレクトリという概念で使っている。複数のファイルを同時に使って作業する。ディレクトリとディレクトリも関連があって、たぶん人の記憶は関係性とかアイコンの位置とかで探してるんじゃなかろうか。
メールはそもそも関連性が低いし、Gmailは関連するメールを自動でスレッド化してくれるからこそタグが活きてくるんだと思う。
FenrirFSだとファイルの内容は検索できないし、種類の全く違う関連ファイルをまとめるためには「プロジェクト1」とか大ざっぱなくくりしかできず、これだとフォルダよりも不便。
ロゴの素材ファイルが20個ぐらいあって、それに全部「ロゴ」タグを付けたらもう「ロゴ」タグではロゴを探せないし、かといって「ロゴの素材」タグを付けたらタグが大量にできてしまう。
だらだら書いたけど、この不便さというかフォルダの便利さというか使い勝手がうまく言えないなぁ。
中の人はもし使ってるんだったら使い方を教えてほしいところ。
このまま終わるのも悲しいのでcygwinのcronに
updatedb --prunepaths='/cygdrive/c'
を登録しておいた。
どうもlocateが動かないと思ってたらprunepathsの指定がなくてエラーで止まっていたようだ。